先端に円錐型掘削ヘッドを装着した外径216mmの掘削ロッドを回転させながら支持深度まで掘進した後、セメントミルクを吐出しながら掘削ロッドを地上まで引上げ、セメントミルクを置換充填して、施工を完了します。また、円錐型掘削ヘッドを採用することによリ、掘削土塊混入のリスクをなくしました。セメントミルクには、PPパウダーを添加するため、ほとんどブリーディングをしません。
ピュアパイル工法は土が混入しないセメントミルクのみで杭を築造するため、均一で安定して高強度が 発揮できます。従来の柱状改良は現地の土とセメントミルクを攪拌して杭を築造するため、土質によって強度に大きなバラツキが見られました。
ピュアパイルの杭断面積(直径20cm)はー般的な柱状改良(直径60cm)の1/9ですが、1本あたりの抗体強度は小径でも柱状改良の3倍程度になります。
強度確認試験は水とセメントをまぜる現場プラントから採取した試験体で行うことができるので容易でしかも、高精度です。
ピュアパイル工法は特殊掘削ロッドで、地盤を側方に押し広げながら支持深度まで掘削し、セメントミルクと置換することにより杭柱体を築造します。地盤を側方に押し広げるため地盤を緩めず、鉛直支持力が大きいのが特長です。
設計杭体は20cmの小径です。従来の柱状改良工法より多数の杭状柱体で建設荷重を、より分散して支持するため、安全安心です。
残土の掘削、搬送、現地の土との攪拌などが不要なため、施工時間が短縮できます。
ピュアパイル工法は排土しないので、残土がでません。残土の産業廃棄物処理費用が不要となります。また、ダンプによる残土の搬出がないため、道路や現掃をきれいにし、環境にもやさしい。
分解または、未分解の状態の植物を多く含む土で、湿地、森林などの地表近くに存在します。水や空気を大量に含んでおり、圧縮しやすく、宅地としては何らかの地盤補強対策が必要となります。
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