ピュアパイル工法

従来の柱状改良工法を進化させた、腐植土でも施工できる強度3倍の安全、高品質な杭状地盤補強工法です。

ピュアパイル工法とは

セメントミルクを地中でそのまま杭状に固化させるため、地盤種別によらず、高品質で高支持力を発揮する安心確実の戸建て往宅用の杭状地盤補強工法です。

先端に円錐型掘削ヘッドを装着した外径216mmの掘削ロッドを回転させながら支持深度まで掘進した後、セメントミルクを吐出しながら掘削ロッドを地上まで引上げ、セメントミルクを置換充填して、施工を完了します。また、円錐型掘削ヘッドを採用することによリ、掘削土塊混入のリスクをなくしました。セメントミルクには、PPパウダーを添加するため、ほとんどブリーディングをしません。


ピュアパイル工法の優れたポイント

ポイント1「強い」

ピュアパイル工法は土が混入しないセメントミルクのみで杭を築造するため、均一で安定して高強度が 発揮できます。従来の柱状改良は現地の土とセメントミルクを攪拌して杭を築造するため、土質によって強度に大きなバラツキが見られました。

1本あたりの杭体強度

ピュアパイルの杭断面積(直径20cm)はー般的な柱状改良(直径60cm)の1/9ですが、1本あたりの抗体強度は小径でも柱状改良の3倍程度になります。

強度確認試験も容易

強度確認試験は水とセメントをまぜる現場プラントから採取した試験体で行うことができるので容易でしかも、高精度です。

ポイント2「早い」

ピュアパイル工法は特殊掘削ロッドで、地盤を側方に押し広げながら支持深度まで掘削し、セメントミルクと置換することにより杭柱体を築造します。地盤を側方に押し広げるため地盤を緩めず、鉛直支持力が大きいのが特長です。

建物荷重を分散して支持

設計杭体は20cmの小径です。従来の柱状改良工法より多数の杭状柱体で建設荷重を、より分散して支持するため、安全安心です。

施工が早い

残土の掘削、搬送、現地の土との攪拌などが不要なため、施工時間が短縮できます。

ポイント3「きれい」


残土がほとんどでないから現場をきれいにする事により環境にやさしい。

ピュアパイル工法は排土しないので、残土がでません。残土の産業廃棄物処理費用が不要となります。また、ダンプによる残土の搬出がないため、道路や現掃をきれいにし、環境にもやさしい。


ピュアパイル工法は腐植土層でも施工が可能です

分解または、未分解の状態の植物を多く含む土で、湿地、森林などの地表近くに存在します。水や空気を大量に含んでおり、圧縮しやすく、宅地としては何らかの地盤補強対策が必要となります。

施工手順